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(3)作成する線図と同じ縮尺で、基線・船体中・し線・水線・縦截線・計画満載喫水線・船体中央横断面を正確にトレーシング・ペーパーの裏面(巻いてある外側)に描く。
(4)3.1.2(3)項記載の計算をして求めた第3−5表の各甲板舷側線及び舷檣とバウチョック上線線の基線上の高さ、概略一般配置から各縦座標における各甲板の半幅及び船尾船底の基線上の高さ、船首尾のキール幅は想定し、これらを(3)項のトレーシング・ぺーパーの表面(巻いてある内側)に記入する。

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(6)初心者は類型船の正面線図を参考としながら、上端は先に記入した各甲板舷側・BULWARK TOP LINEなど、下端はキール折線の起点又は船尾船底の基線上の高さを結び、面積は(5項の矩形に等しくなるよう目見当をつけ、横截面輪郭線(以下車にLINEとも書く)をフリーハンドで描き、第3−20図に示す起点にプラニメータの測針を置き、プラニメータの目盛を読み取り、測針を矢印の方向にLINE上を動かし起点に戻った時、プラニメータの目盛の読みが測針を動かす前の読みと同じになるまで、フリーハンドでLINEの修正を操り返し行う。この際修正前のLINEを消さずに残して置き、数本重ねられた太い線から余分な部分を消し板と消ゴムで除き、徴調整をしながら細い線を残すのがこの作図のこつである。上記と同様な要領で各0RD。のLINEを描く。
第3-21図は概略正面線図の一例でORD.NO.1/2,2,81/2,91/2の横截面の斜線を施した部分は、それそれ破線の左・右の面積が等しいことを示すため、特に記入したものである。
(7)側面図と半幅図を重ねて描くため、別のトレーシング・ぺーパーの裏面に、基線(船体中心線と共用)、縦座標、水線(縦破線と共用)、船首尾形状、キール平担部の半幅、計算値を用い各甲板舷側線と中心線を描く。
(8)第3−22図に示す要領で概略正面線図からテープ(白紙)に各水線面と各甲板舷側線等の半幅、各縦截線と横截面輪郭線の交点及び各甲板舷側線の基線上の高さをMARK(目じるし)する。
(9)(7)項で用意したトレーシング・ぺーパーの表面に(8)項のテープから、各水線面の半幅をそれぞれ対応する縦座標上にPLOT(置点)し、バッテン(シナイ定規)でWATER LINESを描く。

 

 

 

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